◆第104回全国高校サッカー選手権 2回戦 神村学園(鹿児島)6―0東海学園(愛知)(31日・ニッパツ三ツ沢球技場)

 2大会ぶり12度目出場の神村学園が、5大会ぶり5度目出場の東海学園を6―0で下し、1月2日に行われる3回戦進出を決めた。

 25年度の高校総体を初制覇した神村学園は前半19分、ゴール前でFW倉中悠駕(3年)をこぼれ球を押し込んで先制した。

同25分には、FW日高元(3年)が右足ボレーを決めてみせた。同28分にはDF荒木仁翔(まさと、3年)が左足でミドルシュートを突き刺した。同33分にも、日高が頭で決めてリードを4点に広げた。

 後半14分にも、日高がペナルティーエリア外から右足でコントロールシュートを決め、ハットトリックを達成した。同25分には、左サイドのクロスからMF佐々木悠太(3年)が押し込んで6点目を奪った。

 史上6校目となる夏冬2冠に向け、J内定者3人(DF中野=いわき、MF福島=福岡、FW徳村=町田)を擁する強豪・神村学園が持ち前の攻撃力を発揮し、全国初勝利を狙った東海学園を寄せ付けなかった。

 鹿児島県大会では、5試合で38試合2失点と圧倒的な強さで勝ち上がった。これまでの最高成績は2度の4強(06年度、22年度)。有村圭一郎監督は「一戦一戦、大事に戦いたい。初戦が難しいので地に足をつけて、しっかりと勝ちきれば目標達成が見えてくる」と話していた。

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