◆第104回全国高校サッカー選手権 2回戦 日大藤沢(神奈川)2―0岡山学芸館(岡山)(31日、U等々力)

 日大藤沢(神奈川)は岡山学芸館(岡山)に2―0で勝利し、3回戦に駒を進めた。

 前半から小気味よいパス回しでチャンスを演出。

前半24分にはFW有川啓介(3年)が決定機を作った。すると後半14分、有川は味方のパスに抜け出すると、エリア内でファウルされ、PKを獲得。自らキッカーを務め、同15分にゴール右へ冷静に決めた。県大会決勝で全国出場を決める決勝点を挙げたエースが、全国の舞台でも輝きを放った。

 後半34分には追加点も獲得した。左のCKから上がった球を有川が頭で合わせると、ボールはネットの中へ。終盤に貴重な追加点を決め、試合をより優位にした。試合はそのまま終了し、16強になった。

 元日本代表MF中村憲剛氏の長男・龍剛(2年)はボランチで先発出場し、後半29分まで出場。県大会は背番号7を着けていたが、選手権では父の現役時代と同じ背番号14に変更された。川崎一筋のバンディエラである父が何度もプレーした本拠地で、父と同じポジションで躍動。最終ラインまで下りながらパスを効果的に回し、時には積極的にミドルシュートも狙っていった。

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