全日本プロレス「ゼンニチ大晦日2025」(31日、代々木第二体育館)

 全日本プロレスは31日、代々木第二体育館で「ゼンニチ大晦日2025」を開催した。

 年間最大のビッグマッチの第1試合で来年1・3後楽園ホールで対戦する世界ジュニアヘビー級王者の青柳亮生と挑戦者・KURAMAの前哨戦8人タッグマッチが行われた。

 青柳亮は、ライジングHAYATO、田村男児、井上凌と組み、KURAMAは、“ミスター斉藤”土井成樹、阿部史典、立花誠吾とカルテットを結成した。

 KURAMAは、メキシコを拠点で活動する覆面レスラーで元みちのくプロレスのKUUKAIとのタッグで主に活動。第3代WEMチャンピオンに輝くなどメキシコでも実績を残している。

 また、全日本プロレスの公式WEBには、生年月日が2000年8月10日で身長は166センチ、体重が74キロ。得意技がダイビングクロスボディ、ドロップキックと紹介されている。

 全日本プロレス初参戦となるKURAMAは、青柳亮へドロップキックを放つなど攻勢。ライジングHAYATOにもギロチンドロップを打ち込み鋭い動きを披露した。KURAMAは場外へトペも敢行。最後は、変形のタイガードライバーとなる独自の荒技で井上をフォールし勝利した。

 バックステージでKURAMAは日本語で「見ての通りイージーゲームだった」と勝ち誇り、「世界ジュニア、俺が取ってもっと面白く全日本プロレスをかき乱してやるよ」と宣言した。迎え撃つ王者・青柳亮は「お前がどんな歴史を歩んできたか知らないが全日ジュニアの差をみせつける」と防衛を確信していた。 

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