全日本プロレス「ゼンニチ大晦日2025」(31日、代々木第二体育館)

 全日本プロレスは31日、代々木第二体育館で「ゼンニチ大晦日2025」を開催した。

 年間最大のビッグマッチで「斉藤ブラザーズ」斉藤ジュンと「HAVOC」潮崎豪がスペシャルシングルマッチで対戦した。

 試合は潮崎がジュンの右ヒザを徹底攻撃。ジュンもチョップ、頭突きで反撃する。館内に鈍い音が響き渡るほどの強烈な一撃に潮崎は倒れたが、タックルで反撃。しかし、再びダウンした。和田京平レフェリーがダウンカウントを数えたがジュンが制止しようとするも和田レフェリーは、潮崎のダメージが深くジュンを厳しく戒めた。和田レフェリーは、2度目のダウンカウント数えたが潮崎は立ち上がれずジュンがカウントを止めさせ、立たせようとするともダウンしたまま。館内が騒然となる中、和田レフェリーは続けて3度目のダウンカウントを数え始めると、ようやく潮崎は自力で立ち上がり、蘇生すると豪腕ラリアットで反攻した。

 激しい打撃戦となった一戦で潮崎がゴー・フラッシャーで追い込む。ジュンをコーナーポスト最上段に持ち上げたが、逆にジュンが雪崩式のサイコブレイクで逆転。最後は、Dying Lightで潮崎を沈め、ジュンが勝利した。

 バックステージでジュンは「潮崎豪、DOOM!したぜ。年末の大一番、勝ったのは俺だ」と勝ち誇り「潮崎豪、さすがに強かったな」とたたえたが「こんなところで負けるわけにはいかない。

これでいい年を迎えられそうだ」とご満悦に会場を引き上げた。一方の潮崎はダメージが深く無言だった。

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