俳優の吉沢亮が31日、東京・歌舞伎座で行われた主演映画「国宝」(李相日監督)の大晦日特別上映会に共演の横浜流星寺島しのぶ、見上愛、黒川想矢、中村鴈治郎、田中泯らと出席した。

 邦画実写の興収記録を22年ぶりに更新した記念に歌舞伎の聖地で上映会を開催。

興収は30日までに184・7億円を超えた。着物姿の吉沢は場内後方の鳥屋口から拍手に応えながら悠々と花道を歩いて登場。「何度も足を運んで学ばせてもらった歌舞伎座で、まさか舞台上からの景色を見させていただける日が来ると思わなかったので、非常に光栄でございます」と興奮気味にあいさつした。

 「国宝」旋風は海外にも広がり、米国アカデミー賞では国際長編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門でショートリスト入り。ノミネートが期待される。吉沢は「反響もたくさんいただいて、国宝のおかげで忘れられない年になりました」。横浜も「『国宝』が公開して、たくさんの方の愛情を感じました。コロナ禍以降、映画館に足を運ぶ人が少なくなっていたと思っていたので、希望を感じました」と役者としての思いを明かした。

 封切りから半年を超えた現在も全国の映画館でロングラン上映中。来年1月16日からはIMAX、同23日からドルビーシネマでの上映もスタートする。吉沢は「この作品は映像美が非常に大きな魅力。ヘアメイク、舞台セットなどの職人技を堪能していただける。

この作品こそ、やるべきだと思います。楽しみにしていただければ」。李監督も「映画人冥利(みょうり)に尽きる。すべては儲かったから。観客のみなさんのおかげです」と感謝した。

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