第76回NHK紅白歌合戦が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、デビュー45周年を迎えた歌手の松田聖子は、今年の紅白の最終歌唱者として5年ぶりに出場し、1980年の初出場時に歌った「青い珊瑚礁」を披露した。

 バックダンサーやオーケストラ、バンドを置かないシンプルなステージ。

「アイドル」という枠組みを超え、昭和・平成・令和の「時を超えた日本のポップスの象徴」として全身全霊で歌声を届けた。MISIAが紅組トリ、Mrs. GREEN APPLEが白組トリを担当。聖子は紅組21組、白組21組の対戦後にパフォーマンスする「究極の大トリ」という大役を務めた。

 聖子は歌唱前、「放送100年という節目、そして、デビュー45周年に、再び紅白のステージに立たせていただけることを心から光栄に思います。『青い珊瑚礁』は、私にとって初出場時の大切な原点と言える曲です。新しい年が笑顔と希望に満ちた輝かしい年になりますよう、感謝の気持ちを込めて精いっぱい歌わせていただきます」というメッセージを寄せた。

  聖子は2021年には長女の女優・神田沙也加さん(享年35)の急死に伴い、本番6日前に出場を辞退していた。

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