◆第104回全国高校サッカー選手権▽2回戦 興国(大阪)1―1(PK3―1)浜松開誠館(31日・味の素フィールド西が丘)

 浜松開誠館が2回戦で興国に1―1からPK戦の末に敗れた。

 前半2分に先制点を奪われたものの、後半19分にMF間渕壱咲(いっさ、3年)が同点弾。

しかしPK戦では3人が失敗した。

 選手権のPK戦で静岡県勢が勝ったのは、2009年度の1回戦・藤枝明誠が最後。その後は10年度の静岡学園、12年度の常葉大橘、15年度の藤枝東、17年度の清水桜が丘が敗れている。19年度に静岡学園が優勝したものの、その後は再び藤枝明誠、静学、開誠館、静学、静学と涙をのみ、PK戦は10連敗となった。県選手権決勝(対藤枝東)のPK戦で2本を止めて勝っていたGK吉田壮馬(3年)は「自信がありました」。だが、この日は1本も止めることができず「相手がうまかった」と号泣した。

 青嶋文明監督は「選手はよく頑張ってくれた。PK戦は想定していたが、運が味方しなかった。なんとかもう1点取りたかったが、クロスやシュートの精度を上げないと」と話した。

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