歌舞伎俳優の中村橋之助が2日、東京・浅草公会堂で初日を迎えた「新春浅草歌舞伎」(26日千秋楽)の成功を祈願して鏡開きを行った。

 若手歌舞伎俳優の登竜門。

出演者が一新された昨年から座頭を担う橋之助は「昨年末に30歳となり、30歳初舞台です。めちゃくちゃ気合が入っています」。今回が初参加となる市川男寅は「唯一の新入生です。自分の持っている力を100%で勤めるだけ。全身全霊で勤めるだけだと思っています」と力を込めた。

 中村莟玉は「歴代の先輩方からも浅草歌舞伎は2年目が大変だったと聞いてきました。前回を上回り、素敵な公演だったねと言われるように頑張りたい」と気合十分。市川染五郎は、中村鶴松が2月に初代中村舞鶴を、尾上左近が5月に3代目尾上辰之助を襲名することに触れ「今の名前が最後の方が2人いらっしゃいます。橋之助のお兄さんも(能條愛未との結婚を発表して)おめでたいことがありました。お祝いする気持ちで勤めたい」と語った。

 20日に20歳の誕生日を迎える左近は「公演中に20歳になり、5月に尾上辰之助を襲名します。人としても成長できるように精進していきたい」。

来月、舞鶴襲名を控える鶴松は「今の名前での公演が最後になります。新しい名前でも浅草に帰ってこられるように頑張りたい」と意欲を見せた。

 第1部は「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」「相生獅子(あいおいじし)」「藤娘(ふじむすめ)」、第2部は「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」「男女道成寺(めおとどうじょうじ)」を上演する。

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