◇第102回東京箱根間往復大学駅伝競走往路 (2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 9年連続99回目出場の中大は、3区で本間颯(3年)が2年連続の区間賞を獲得するなど、往路3位に入った。

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 本間の母・美佳子さんは今年も北海道・士別市から駆けつけ、湘南の海岸線で声援を送った。

昨年「どこにいたのか分からなかった」と颯に言われたため、今回は全身を中大グッズでかためて待ち構えたが効果なし。「目もくれず、風のように走り抜けていった…」。息子の雄姿を一目見られただけでよしとした。

 初出場の昨年、同じ3区で区間賞に輝いた。本人は「思ったより目立たなかった」と寂しそうだったというが、地元紙で大きく扱われ、雪国のヒーローになった。名前の颯に込められた「周りの人に変化を巻き起こすような、颯爽(さっそう)とした人になってほしい」という思いを21歳は体現している。

 中学卒業後に親元を離れ、埼玉栄高に進学した。「高校も大学も自分で決めた道。これからもそっと、ずっと見守っていきたい」と美佳子さん。1年後のラストイヤーも、沿道で見届けるつもりだ。

(高木 恵)

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