◆第104回全国高校サッカー選手権 3回戦 鹿島学園(茨城)4―1堀越(東京A)(2日、駒沢陸上競技場)

 3大会ぶり12度目の出場の鹿島学園が、3大会連続7度目の出場の堀越を4―1で下し、17大会ぶりの8強進出を決めた。

 前半32分に鹿島学園のFW内海心太郎(2年)が1回戦以来となる先制点を決めるも、同34分に堀越のDF横尾瑛人(3年)がすぐさま同点ゴールを決めて、前半は1―1で折り返した。

 再びスコアが動いたのは後半25分、エリア内のハンドで鹿島学園がPKを獲得するとDF清水朔玖(さく、3年)が2試合連続でPKを決めて勝ち越しに成功。さらに同33分に内海が追加点を決めると、同36分には裏に抜け出した酒井束颯(つかさ、3年)が4点目を決めて試合を決めた。

 17大会ぶりの8強進出に、鈴木雅人監督は「勝ててよかったです。それが全てです。1試合多くて疲れもあったが、子どもたちが躍動してくれた。この選手権期間中に子どもたちが大きく成長している。この会場の雰囲気で力が湧いてきたり、いつも焦ってしまう選手が冷静沈着だったり、この舞台で成長しているなと改めて感じた」とたたえた。

 2025年のサッカー界は、J1で鹿島が9年ぶりに優勝を果たし、J2では水戸が優勝&昇格を達成。さらに全日本大学サッカー選手権大会では筑波大が優勝するなど“茨城旋風”が巻き起こったが、高校サッカーも続けとばかりに躍進が続く。指揮官も「茨城に風が吹いているんじゃないかなと。そんな気がしています。2026年になりましたが、風が吹いているんじゃないかなと思い、背中を押してもらっている気がします」と笑みを浮かべた。

 1回戦は新田(愛媛)に7―0で勝利し、2回戦は金沢学院大付に1―0。3戦で12得点1失点と全員攻撃全員守備を体現するサッカーを見せている。過去最高成績は2008年度の4強で、1980年の古河一以来、45年ぶりとなる県勢Vへ期待も高まるが、指揮官は「子どもたちも『日本一』と言っているんですけど、まずは目の前の試合を一つひとつ大切に準備をして戦っていくことによって、見えてくるものがあると思うので、足元を見ながら一歩、一歩を固めながら突き進んでいけたら」と引き締める。4日の準々決勝では興国(大阪)と対戦する。

編集部おすすめ