◆全国高校ラグビー 第5日 (3日・花園ラグビー場)桐蔭学園32ー22東海大大阪仰星

 準々決勝が行われ、4強が出そろった。大会史上6校目の3連覇を狙う桐蔭学園(神奈川第1)は前回決勝再戦で、ノーシードから勝ち上がった東海大大阪仰星(大阪第1)を32―22と返り討ち。

大阪桐蔭(大阪第3)は国学院栃木を14―7で振り切った。5日の準決勝は3大会連続の「桐蔭対決」となった。桐蔭学園は2回戦の常翔学園(大阪第2)戦を含め、大会初の大阪3代表撃破を見据える。東福岡と京都成章も勝ち進んだ。

 桐蔭学園が昨冬決勝の再戦で勝負強さを見せつけた。大会初のノーシードVを狙う東海大大阪仰星を相手に終始リード。反撃をしのいで勝ち切り、前回Vメンバーのフッカー堂薗尚悟主将は「セットプレーの安定がトライにつながった。取れる時に得点することを意識した」。両校4トライずつながら、先制DGなどキック成功による10点差勝利をかみしめた。関東勢最後のとりでとして、藤原秀之監督(57)は「1校残れて良かった。力のある仰星さんとやれて、また力になる」と謙虚に振り返った。

 主将自ら、けん引した。

8―7の前半29分、モールを押し込んでトライ。良い形で前半を終えると後半5分だ。堂薗が中央付近で抜け出すと「中学時代はバックスだったので」と絶妙のパスダミー。さらに突破し、ラストパスをもらったCTB坪井悠がトライを決めた。17分には坪井が2本目のトライを決め、32―12。残り13分で20点差と優位に立ち、大勢が決した後半30分と32分に2トライを許すも勝利は揺るぎなかった。それでも主将は「最後に止めきれず大いに反省」と次戦への糧とする。

 準決勝は大阪桐蔭との3大会連続“東西桐蔭対決”。大阪代表で3校が出場し始めた1970年度以降(3校定着は82年度)、1大会で3校すべてと対戦するのは桐蔭学園が初となる。堂薗も「トライを取られた時の歓声など大阪で、どアウェーは承知している。3度も、大阪の地で大阪のチームとやれることがうれしい」と地力を証明する絶好の機会に武者ぶるい。47都道府県で大会最多22度の優勝を誇る大阪勢を3校撃破し、3連覇に王手をかける。

(田村 龍一)

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