◇サッカー◆全日本高校女子選手権 ▽3回戦 常葉大橘2-0福井工大福井(3日・兵庫県立三木総合防災公園第2球技場)

  3回戦が行われ、常葉大橘(静岡県1位)は2―0で福井工大福井を下し、2015年度大会以来10大会ぶりの準々決勝進出。後半のMF佐藤煌(きらり、3年)の追加点が効いた。

準々決勝は5日に行われ、橘は暁星国際(千葉)と戦う。

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 福井工大福井の猛攻を最後まではね返し続けた橘イレブンは、タイムアップの笛に笑顔を見せた。ベスト8入りは10大会ぶり。前半30分に先制点を挙げたMF竹川花音(かのん、3年)は「歴史をドンドン変えていきたい」と前を向いた。

 後半9分の追加点が大きかった。後半開始から激しく攻め込まれ、両サイドからクロスを上げられた。DF陣が前へ蹴り出しても、前線で攻撃の起点がつくれない。そんな苦しい時間に右サイドバック小沢瑠奈(3年)が猛然と攻め上がり、ゴール前へ、アーリークロス。左からMF佐藤が走り込み、右足のダイレクトボレーでネットを揺らしたのだ。

 「初めて見ました」と落合史裕監督(35)もビックリのスーパーゴール。殊勲の背番号7は仲間と抱き合い、「いいところに上げてくれた。練習の成果が出ました」。

カウンター攻撃を成功させた小沢も「狙い通り。みんながよく走った」と胸を張った。

 全日本高校女子選手権出場は7大会連続17回目。だが直近6大会のうち、昨年度を含む4回が初戦敗退。3度目の出場となる小沢は「みんなで年を越したのは初めてなんです」と笑った。全員が午後10時に就寝し、気がついたら年が明けていた。お正月ぽさはまったくなかったが、「みんなでワイワイと楽しく過ごせています」

 もちろん目標は、昨夏に逃した日本一。全国総体決勝で逆転負けした悔しさを全員で晴らす。「これからも勝っていく」と佐藤が快進撃を宣言した。(里見 祐司)

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