ベネズエラで開催されている「ウィンター・リーグ」は3日(日本時間4日)、予定されていた準決勝ラウンドの2試合を延期したと、当地のスペイン語メディア「エル・エマージェンテ」が報じた。米国トランプ政権が2日(同3日)、ベネズエラに大規模攻撃、マドゥロ大統領を拘束し当地では緊張が高まっている状況。

同リーグのパルミジャーノ会長は試合の中止を認め、「日々、状況を見守っていく」としている。報道によると、同リーグはメジャーの春季キャンプが始まる2月上旬までには全日程を終了しなければならず、ポストシーズンの再開日に目処が立たない状況に、シーズン途中での打ち切りも含め、成り行きが不安視されている。

 サンフランシスコの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は、当地でリーグに参加している選手の情報にも触れた。ジャイアンツが同リーグに参加するルイス・マトス外野手とヘスス・ロドリゲス捕手の2人に連絡を取ったことを報じ、ロドリゲス捕手とは連絡が取れて球団が安全を確認している模様。しかしながら空港は閉鎖されており、国外退去の目処は立っていないと報じた。また、ジャクソン・チョウリオ外野手らが同リーグに参加しているブルワーズのアーノルド社長は、「ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル」の取材に「状況を把握したいが、あまり情報が得られていない」とコメントするなど、メジャー球界にも懸念が広がっている。

 ベネズエラは、3月のWBC参加を表明しているアクーニャ(ブレーブス)、アルテューベ(アストロズ)ら有力選手を多数擁し、昨シーズン90人以上の選手がメジャーでプレー。ドミニカ共和国に次いで2番目のメジャーリーガー産出国となっている。プールDに組み込まれているWBC、及び、選手個々への影響も心配される。

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