◆第104回全国高校サッカー選手権 準々決勝 神村学園(鹿児島)4―1日大藤沢(神奈川)(4日・U等々力)

 神村学園(鹿児島)は日大藤沢(神奈川)に4―1で勝利し、準決勝へ駒を進めた。

 “倉中劇場”が等々力で繰り広げられた。

神村学園のFW倉中悠駕(3年)は前半29分に3戦連続の先制弾を決めると、そこから爆発。後半13分に2点目、同23分に3点目を奪い、ハットトリックを達成。勢いは止まらず、2分後にはCKを頭で合わせて4点目を奪い、会場はどよめきが起こった。倉中は「自分が決めてやろうと気持ちがあった」と、大車輪の活躍に満足そうな表情を浮かべた。

 これで大会6得点となり、同僚のFW日高元(3年)を抜いて単独首位に浮上した。試合前には宮崎工で8強を経験した父の美行(よしゆき)さんから「得点王を目指して頑張れ」とメッセージをもらった倉中。ただ、目指すのは得点王だけにとどまらない。見据える先は、08年度に鹿児島城西の大迫勇也が残した大会得点記録(10点)。鹿児島のレジェンドで、2度のW杯を経験した元日本代表FWの記録は大会開幕前から狙っているといい、「あと2試合で超して、自分が歴代トップになれるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 夏の総体に続き、冬の選手権も優勝すれば、1976年度の首都圏開催以降では史上6校目。夏の総体前後にJ2いわきと水戸の練習にも参加した好調なストライカーが、チームを栄冠に導く。

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