J1福岡は5日、金明輝(きん・みょんひ)監督との契約解除を発表した。チーム始動日の電撃解任となった。

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 クラブは理由について「コンプライアンスに抵触する行為が確認されたため」とした。「双方合意による監督契約の解約」という表現となったが、事実上の解任となる。

 詳細については、関係者への影響や個人情報への配慮などから「事実関係の整理ならびに適切な対応を進めている段階にあることから、公表は控えさせていただきます」としたが「今回の事態を重大なものと受け止め、組織としての規律意識を改めて見直す」と発信した。

 2025年に就任した金監督は、昨年11月に26~27年シーズンまでの契約更新が発表され、今季も指揮を執ることが決まっていた。

 金監督は2018年途中からシーズン終了まで、さらに19年途中から21年まで鳥栖(当時J1)を指揮。在任中の選手、スタッフへの暴力、暴言行為が日本協会に匿名で通報され、協会の調査によるパワーハラスメント行為の認定により、退任した。

 日本協会はJクラブを指揮できるS級ライセンス(現Proライセンス)の史上初の降級を決定。金氏は講習を受けてこれを再取得し、25年から福岡で指揮を執っていた。

 福岡指揮官に就任の際には、一部サポーター団体やスポンサー企業から反発が起きたが、川森敬史代表取締役会長は「反省して再出発しようとしている金監督を信じて、共に歩むと決めた」と説明。金氏も「勝つことに執着しすぎるあまり、自分を見失った。信頼を取り戻し、一体感のある強いチームを構築したい」と決意を語っていた。

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