J2藤枝MYFC・槙野智章新監督(38)が5日、静岡・藤枝総合運動公園サッカー場で始動した。午前10時から約2時間練習を行ったが、船出を見届けようと、スタジアムには約1000人のサポーターが詰めかけ、熱気に包まれた。

 ウォーミングアップやパス練習に続き、試合形式のゲームも実施。「ナイス」「グッド」「ブラボー」と選手を鼓舞する声をかけながら、コミュニケーションを高める姿勢も選手に求めた。選手が円になってパスを回し、中央の鬼役がボールを奪う「鳥かご」では、槙野監督自ら輪に加わり、ボールを回し、奪いにいく場面も。現役さながらの動きに、スタンドのサポーターから熱い視線が注がれた。「選手たちのプレーを見て、やってやろうという気持ちが高まりました」と笑顔を見せた。

 締めくくりには、約10分間×2セットの試合形式のゲームを敢行。初日としてはハードな内容となったが、事前に選手へは通達済みだったという。「期待を上回っていた」と手応えを口にしつつ「選手個々の意識の中で限界を突破しなければならない。今日はあくまでベース。ここからさらに厳しくして、選手のプレーの質を高めていきたい」と表情を引き締めた。

 新年を迎え「監督をやるにあたってチャレンジしていきたい。自分の中でしっかり目標を持ちながら、選手とうまくコミットしていきたい。

その上で、昨年以上の結果を出したい」と決意を表明した。新シーズンへの移行期となる「明治安田J2・J3百年構想リーグ」では、2月8日にFC岐阜と対戦する。須藤大輔前監督(48、現横浜FC監督)が築き上げた攻撃的なサッカーをベースに、その完成度を高めながら、「勝者のメンタリティを植え付ける」期間と位置づけている。

 クラブは昨季、勝ち点39で15位だったが、今季はそれを上回るプレーオフ進出圏内の6位以上、勝ち点65を目標に掲げる。チームにはU―23日本代表DF永野修都(19)を含む8選手が新たに加入し、総勢32選手でシーズンに臨む。(伊藤 明日香)

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