歌舞伎俳優の7代目尾上菊五郎(83)、8代目尾上菊五郎(48)が出演する初春歌舞伎公演「通し狂言 鏡山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」(27日千秋楽)が5日、東京・新国立劇場で初日を迎えた。

 W菊五郎の共演は昨年6月以来、7か月ぶり。

今作は「女忠臣蔵」とも言われ、奥御殿を舞台に女たちの命がけの争いを描く。大詰めで7代目菊五郎が源頼朝役で登場すると大きな拍手が。「この芝居は暗くなりがちだが、お正月らしく華やかな大団円をもうけた」と7代目の発案でエンディングは明るいものに変更されたという。

 8代目菊五郎は主人公の“召使いお初”を演じている。昨年の会見では「襲名から半年たち、名の重みをますます感じます」と心境を語っていた。お初は主人・中老尾上への忠臣が認められ、ラストで2代目尾上を名乗ることが告げられる場面もある。毎年恒例の時事ネタでは、奥女中桐島役の市村橘太郎が、昨年の流行語大賞にもなった高市早苗首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」を劇中で発し、笑いを誘った。共演は坂東彌十郎、中村時蔵ら。

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