ミラノ・コルティナ五輪は6日で開幕まであと1か月に迫った。本大会で注目を集めることになるのが、男子の堀島行真(28)=トヨタ自動車=を筆頭にメダル獲得の期待が高いフリースタイルスキー競技のモーグルだ。

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 男子エースの堀島は、五輪シーズンを快調に飛ばしている。昨年12月のW杯開幕戦で優勝。第2戦も2位につけた。W杯通算99勝のM・キングズベリー(カナダ)らが不在の中、存在感を見せつけた。

 世界屈指のターン技術に加え、ライバルに先立って昨季から4回転する3Dエアの大技「コーク1440」を投入。昨年3月の世界選手権ではモーグルで8年ぶりに頂に返り咲き、五輪新種目のデュアルモーグル(DM)でも銀と圧倒した。V発進を決めたW杯開幕戦でも「出来は60~70%」と慢心はない。世界最高難度のエアを切り札に五輪まで「完成度」を高め、五輪金への道を切り開く。

 前回22年北京大会では銅メダルを獲得し、新たな歴史をつくった。北京五輪後に元女子代表の輝紗良さん(25)との結婚を発表し、第1子を授かった。3大会連続となるミラノ五輪での目標はモーグルとDMの2冠だ。燃えるエースは「家族が支え。

結果で応えたい。28歳で金メダルを狙えるチャンスを生かしたい」と意気込んだ。

 ◆堀島 行真(ほりしま・いくま)1997年12月11日、岐阜・池田町出身。28歳。両親の影響で1歳からスキーに触れ、小学4年でモーグルを始める。17年世界選手権モーグル(M)、デュアルモーグル(DM)2冠。23―24年シーズンのW杯Mで日本男子初の種目別制覇。昨年世界選手権Mで金、DMで銀。五輪は18年平昌11位、22年北京銅。身長170センチ。家族は妻と子供1人。

 ◆モーグルのミラノ・コルティナ五輪への道 男女各最大4枠。

2024~25年、25~26年シーズンのW杯、世界選手権で今月19日までに〈1〉8位以内を1回以上〈2〉10位以内を2回以上〈3〉12位以内を3回以上〈4〉05年4月2日生まれ以降の選手で16位以内を1回以上を満たした選手。

 ◆デュアルモーグル 1対1の対戦形式で、斜度が急でコブが深い並んだコースを同時に滑り降り、ターン、エア(空中技)、スピードで競う。1995~96年季のW杯、99年の世界選手権で初開催され、五輪ではミラノ・コルティナ大会で初実施される。

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