◆全国高校ラグビー 第7日(5日・花園ラグビー場) 京都成章 38―19 東福岡

 準決勝が行われ、京都成章(京都)は東福岡(福岡第1)を38―19で破り、5大会ぶり2度目の決勝進出を決めた。左膝のけがで花園出場を断念したFB笹岡空翔(くうと)主将(3年)がチームを献身サポート。

ハーフタイムのゲキに応えた選手たちは、後半4連続トライで突き放した。7日の決勝では初優勝をかけ、20年度決勝で敗れた相手・桐蔭学園(神奈川第1)に挑む。

 初Vに王手をかけた京都成章フィフティーンが、ハイタッチと抱擁を繰り返した。難敵・東福岡を破り、5大会ぶり決勝進出。先制トライを決めるなど、けん引したゲームキャプテンでロックの土肥祐斗は「素直にうれしい。我慢の時間を乗り越えられた」と勝負どころを振り返った。

 12―0の前半27分に敵陣深くから一気にトライを奪われ、相手に流れが傾くと、ハーフタイムに笹岡主将が活を入れた。「もっと、スペースをスキャンしよう(防御の穴を探そう)」。笹岡は昨年9月に左膝を手術し、今季プレーが絶望になったが、ピッチ横での時計係など裏方に徹した。その主将の助言に、選手らがすぐ応えた。後半1分、相手ディフェンスのギャップを突きながら展開し、CTB森岡悠良がトライ。勢いに乗り、5分、9分、12分と4連続トライで試合を決めた。

笹岡は「僕たちの課題だった修正力が付いてきた」と仲間たちを頼もしそうに見つめた。

 さあ2度目のファイナル。桐蔭学園には17年度準々決勝、20年度決勝と花園で2戦2敗。今春の全国高校選抜大会(熊谷)決勝でも0―36と大敗した。リベンジの大舞台だ。この日サインプレーを連続成功させたSO岡元聡志は「主将の笹岡ら、出られないメンバーを日本一にする」ときっぱり。一丸となって悲願をつかみ取る。(田村 龍一)

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