バレーボール男子日本代表のエース・高橋藍(らん、24)の連載コラム「百花繚藍」が4年目を迎えた。新春を彩るコラムのテーマは2026年の抱負。

主将を務める所属サントリーサンバーズ大阪のリーグ「連覇」と、9月のアジア選手権で日本代表が挑む28年ロサンゼルス五輪の出場権獲得(優勝国のみ)を今年最大の目標に掲げた。食事制限、コンディショニングなどで肉体改造を進め、体脂肪率は9・3%まで絞った。ハードワークの支えになっているのは、昨年11月に迎え入れた愛犬だとも明かした。

 明けましておめでとうございます。2023年から始まった僕のコラムも早くも4年目となりました。今年も応援よろしくお願いします。

 さて、2026年となりました。僕は、自分の身体と向き合う日々を過ごしています。ロサンゼルス五輪に向け、新たに挑戦したいと思う中で、体を変えたらパフォーマンスにどう影響するか、興味を持ったのがきっかけです。もともと食事は量を取っても体重が落ちやすい体質でした。18歳で日本代表に選ばれてからひたすら食べて83~84キロに増量。ただ、年齢が上がってスパイクで跳んだ時の感覚に少しの違いを感じるようになり、昨年8月の代表の鹿児島・薩摩川内合宿から始めました。

 栄養士の方と話して食事管理をしています。ご飯でいえば、基本は一日に朝250、昼300、夜300グラム。試合の日は、昼夜は400~450グラムと運動量に合わせて増やし、その他にゼリーなどの補食をとるため、僕は夕食で一日の量を調整します。代表合宿では栄養士の方が毎食チェックしてくれて、一緒に写真を撮って記録。今も学んだ知識で継続しています。

 僕の場合はたんぱく質や油もの(脂質)を控える必要があり、ファストフードや好物のラーメンは我慢(笑)。最初は物足りなさを感じたけど慣れてきました。(チームメートの)関田誠大さんも食事を管理しているので「シーズンが終わったら一緒にラーメン」と約束しています。始めた当初は体脂肪率が12・5%ありましたが、今は9・3%。2週に一度、測って確認します。

 シーズン中も週に2、3度のトレーニングを行い、疲労と付き合う中で大事になるのは睡眠です。サプリを摂取しながら一日8時間以上は寝ます。

最近、わんこが高橋家の一員になりました。名前は「ヨグ」で男の子。生後4か月の赤ん坊ですが、賢くて。朝7時半に決まって「ご飯~!」と起こしにくるんです。寝るのも早い。僕もスマホを触らず、ヨグと一緒に早寝早起きが習慣になりました。

 食事管理と生活リズムの変化でプレーの感覚も変わってきました。跳ぶ時に体の重さを感じていたのが「跳べない」と思う日がなくなりました。体脂肪率9%台に乗ったのが(日鉄)堺戦(同11月中旬)の頃で、スパイクのキレが上がり、跳ぶことで正確な判断もでき、パフォーマンスの安定性につながっています。

 2026年はまず、サントリーサンバーズ大阪でのリーグ2連覇を目標にしています。代表では、ロサンゼルス五輪の枠が懸かるアジア選手権で1位を取って、切符を取ることが第一目標。(9月に)25歳になる年ですが、ロスでメダルを取れる選手になるためにスキル面、メンタル面でもトップになるところを目指して挑戦を続けていきます。

 〇…高橋家に愛犬「ヨグ」が仲間入りした。雑種で生後2か月の保護犬を迎え入れ、藍自身がCM出演した「サントリー天然水きりっとヨグ 朝摘みレモン&ヨーグルト味」から「ヨグ」と名付けた。「人生で初めてワンちゃんを迎えました。すでにトイレ、お座り、お手ができて、最近『待て』も覚えてきました。子育てみたい(笑)。寒い日は散歩を嫌がるけど、毎日楽しいし、癒やしです」と充実の日々を明かした。

 ◆高橋 藍(たかはし・らん)2001年9月2日、京都市生まれ。24歳。バレーは小学2年から。京都・東山高3年時の19年度全日本高校選手権(春高バレー)を制覇。日本代表初選出は20年2月。同4月に日体大進学。

2年時の21年11月に伊1部セリエAのパドバと契約し、23―24年季はモンツァでプレーオフ準V。24―25年季に日本のサントリー入りし、2季目の今季は主将。五輪は21年東京、24年パリ大会で7位。188センチ、83キロのアウトサイドヒッター。

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