◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 いま、茨城のサッカーが熱い。2025年はJ1鹿島、優勝。

J2水戸、優勝。育成年代でも、高校年代の鹿島ユースが三大大会全てで優勝。筑波大も全日本大学サッカー選手権で優勝した。

 鹿島の最終戦セレモニーで大井川和彦・茨城県知事は「茨城県、サッカー王国!」と高らかに宣言した。過去には静岡、埼玉、広島が「サッカー御三家」と呼ばれてきたが、令和7年のサッカー界は「茨城」の名がとどろく1年となった。

 福岡出身で、入社まで一度も茨城に足を踏み入れたことがなかった私だが、鹿島担当も5年目となり、愛着がわいてきた。25年版「都道府県魅力度ランキング」で46位という結果に(ほんの少し)憤りを感じるぐらいには、愛着を持っている。

 なぜ、茨城サッカー界が興隆期を迎えているのか。理由は様々であり、関係各所の努力のたまものだろうが、私の中で思い起こされるスピーチがある。

 「プロサッカー選手を目指す子供たち。鹿嶋(市)は少し田舎ですが、サッカーに集中できる環境、レベルの高さがあります。そして今、在籍している選手が君たちの大きな壁となり、偉大な先輩として迎え入れてくれるはずです」

 20年に鹿島で現役を引退した、元日本代表DF内田篤人さんの引退試合での一場面である。

「少し田舎ですが」というのがポイントだろう。魅力度ランキングのブービー賞だからこそ、茨城は何かを極めるのに最適な土地柄なのかもしれない。今年も引き続き、茨城サッカー界の躍進を伝えたい。(サッカー担当・岡島 智哉)

 ◆岡島 智哉(おかじま・ともや)2016年入社。家の冷蔵庫には365日、1日も欠かさず納豆が入っている。

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