◆全国高校ラグビー ▽決勝(30分ハーフ) 桐蔭学園 36(5―5、31―10)15 京都成章  (7日、花園ラグビー場)  

 決勝が行われ、桐蔭学園(神奈川第1)が京都成章(京都)を36―15で下し、史上6校目となる3連覇を達成した。3月の全国選抜大会との春冬連覇で、関東勢では最多の歴代5位タイとなる6度目の優勝を果たした。

準決勝(5日)で右肩を負傷も強行出場した高校日本代表候補フッカー・堂薗尚悟主将(3年)の気迫と共に、後半3連続トライなど試合巧者ぶりを発揮。2度目の決勝で初優勝を目指した京都成章を退け、来季は史上3校目の4連覇に挑む。

 直近7大会で5度目の胴上げ。連覇の数と同じ3度、宙に舞った桐蔭学園・藤原秀之監督(57)は「また優勝できるなんてびっくり。弱い、弱いと言ってきた選手には謝罪しないといけませんね」と笑った。

 前例の踏襲を「だいたいは失敗する」と好まず、毎年、新チームはいったん“解体”。ゼロベースで作り直す。今年度は主将選びが難航。「経験があまりない方がいいのか、それとも経験があった方がいいのか」。正式に堂薗尚悟と決まったのは2月に入ってからだった。

 最近、胸に刺さった言葉に挙げたのが、元巨人・桑田真澄氏の「練習、練習、練習だけではうまくならない。練習して栄養をとって睡眠、休養。

これしか科学的に成長しない」。数年前には小型船舶の免許を取得。チームスタッフや同級生らと東京湾へ釣りに出かけるのが息抜きになっていると明かした。

 常に進化を求める指揮官は「うちが王者だと思ったことは一度もないです。凝り固まったことはしたくない」と改めて強調。次回大会も、また違った強さを持った生徒を率いて花園に帰ってくる。(吉村 達)

 ◆藤原 秀之(ふじわら・ひでゆき)1968年1月10日、東京都生まれ。57歳。東京・大東大第一高でラグビーを始め、花園には2度出場。85年度大会ではWTBとして優勝に貢献。日体大卒業後、桐蔭学園高で保健体育の教員に。ラグビー部コーチを経て2002年に監督就任。

監督としては通算20度目の出場。家族は妻と1男1女。

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