◆全国高校ラグビー ▽決勝(30分ハーフ) 桐蔭学園 36(5―5、31―10)15 京都成章  (7日、花園ラグビー場) 

 桐蔭学園の2年生バックスコンビが躍動した。決勝の京都成章戦で、FB曽我大和が1トライ4ゴール(G)1ドロップゴール(DG)の16得点を挙げ、CTB古賀啓志も攻守で存在感を示した。

次回大会はチームの軸として史上3校目の4連覇に挑む。史上6校目(7度目)の3連覇で、直近7大会で5度優勝となった名門の未来は明るい。

 大一番で存分に暴れまくった。5点ビハインドの前半18分。中央のラックから左に展開したパスを受けた桐蔭学園・曽我が、左中間に同点トライ。流れを引き寄せた。後半に入ると勢いは増すばかり。自慢の足で沸かせた。ゴールキックを5本中4本成功。後半20分には、約40メートルのDGを決めてみせ「持ち味を出せたと思います」と誇らしげに笑った。

 中学までサッカーや陸上に打ち込んでいた背番号15は高校進学後「チーム全体でやりたいこと、同じ絵を見てトライを取れた時の楽しさ」にひかれてラグビー部の門をたたいた。「サッカーをやっていたのでキックは得意プレーの一つ。

ラグビーにも生かせていると思います」と充実した表情で振り返った。

 古賀は、前々回、前回大会でFBとして桐蔭学園の連覇に貢献した龍人(明大1年)の弟。2歳上の兄の活躍を「(大学)1年生であの大舞台(昨年12月の早明戦)に出ていて、自分の強みを生かしてたんで」と強烈に刺激を受けた様子。得点こそなかったが、要所に顔を出し188センチ、92キロの恵まれた体格を武器に攻守両面で存在感を示した。

 2年生バックスコンビの活躍は、史上3校目のV4が懸かる次回大会へ、明るい材料になったことは間違いない。「きょう一緒に出ていた2年生と(ともに)、(経験などを)1年生に伝えていく役割も頑張っていきたい」と曽我。頼もしい最上級生となって、常勝軍団を引っ張っていく。(吉村 達)

 ◇全国高校ラグビー決勝の記録

 ▽大会6度目Vは5位タイ 桐蔭学園の6度Vは天理(奈良)、東海大大阪仰星に並び5位。国学院久我山、目黒(現目黒学院。以上東京)の5度を抜き、関東勢最多

 ▽神奈川県勢9度目V 神奈川代表の優勝は54年の慶応、93、94年度の相模台工、10、19、20、23~25年度の桐蔭学園で計9度目。最多Vは大阪の22度で、東京16度、京都と秋田15度と続く

 ▽選手でも監督でも花園V 桐蔭学園・藤原監督は85年度の大東大一(東京)WTBで花園V。伏見工(現京都工学院)SHだった高崎利明監督、東海大大阪仰星フランカーだった湯浅大智監督は母校で達成している

 ※年またぎ開催となった78年から年度表記

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