◆全国高校ラグビー 最終日 桐蔭学園36―15京都成章(7日・花園ラグビー場)

 桐蔭学園(神奈川第1)が京都成章(京都)を36―15で下し、史上6校目となる大会3連覇。関東勢では最多となる6度目の優勝を果たした。

フッカー堂薗尚悟主将(3年)は「この日に勝つために、苦しい練習もしてきたので。勝って優勝できたことが、本当にホッとしています」と、白い歯をこぼした。

 “氣合”の決勝戦だった。堂薗は5日の準決勝、大阪桐蔭戦(24〇21)で右肩を負傷し、途中交代。堂薗によれば脱臼で、直後に自らはめたが、この日も「めちゃくちゃ痛かった」と明かした。6日の練習は休養に充て、この日の朝、腕が上がることを確認して強行出場。スローは出来ず、ラインアウトは1番のプロップ田辺隼翔が代役を務めた。後半15分まで出場し、体を張った手負いの主将は「関わってくれたスタッフ、治療してくれた人に感謝の言葉しかない」と、語った。

 今季のチームスローガンは「氣」。新チーム始動後、藤原秀之監督に提示した案は最終的に約20に及んだ。「超」や「越」、四字熟語などを考えても「ダメだ。浅い」と突き返された。

約2か月間、3年生で集まって考え、最終的に出た答えが「氣」。堂薗は「一人一人がラグビーに対して、学校面でもあらゆるところで、気を持って行動する」と込めた思いを語る。満身創痍の中つかんだ3連覇。「もう、右肩が取れるくらいまでやろうと思っていた」と、主将が誰よりも強い気持ちを持っていた。

 後輩たちに託す、史上3校目の4連覇。直近7大会で5度優勝と、圧倒的な力を誇る。堂薗は「ミーティングは桐蔭学園の最大の武器。今回を経験したメンバーが、新しい選手にどれだけ伝えられるかが鍵になる。最初は失敗もあると思うけど、チームで話し合えば成長すると思う」と、大きな期待を寄せた。

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