ラグビー元日本代表で今季限りでの現役引退を表明したSH流大(ゆたか、東京SG)が8日、都内のクラブハウスで会見に臨んだ。流はCTB中村亮土とともに、5日に引退を発表。

この日「ファンの方に、最後少しでも見て欲しいという思いから発表しました」と、シーズン中での胸中を明かした。

 2019年W杯日本大会で、日本の史上初の8強進出に貢献。23年W杯にも出場し、36キャップを重ねた。代表キャリアには一区切りをつけていたが「23年が終わってから、ぼんやりと、あと2シーズンくらいで終えようかなと思っていた」と流。自身の状態は、シーズン前のテストで過去最高値を更新するなど衰えはないものの「次のキャリアへステップを進めるため。あとはチームに長くいて、良い意味でも悪い意味でも影響力があるのは分かっている。このチームを引っ張っていく選手が出てきて欲しい」と、引き際への思いを語った。

 日本ラグビーの隆盛に大きく貢献した桜の9番。「夢だった舞台に立った瞬間は忘れられない」と、19年W杯の初戦、ロシア戦を思い出の一戦に挙げた。そして自身がケガで出場できなかった23年大会の最終戦、アルゼンチン戦に触れ「(斎藤)直人があれだけのプレーをしてくれたというのがすごく印象に残っていて。出られなかった悔しさ、負けた悔しさ、日本代表が一区切り、終わったなという瞬間でした」。仏1部、トゥールーズでプレーする“愛弟子”のSH斎藤直人には事前に伝えており「発表した日に連絡をもらって。

本当だったんですね、というようなことを言ってきたので。また一緒に話せる機会を作れたらと思います」とした。

 中村と同一シーズンでの引退となったことについては「偶然です」と流。2015年に入団し、2年目には新主将として日本一も経験した。現役ラストシーズン、リーグワン初制覇で有終の美を飾る。流は「今まで通り、やることは変わらない。1試合1試合チームのために全力でパフォーマンスすること、自分のパフォーマンスでチームを勝たせること。それをグラウンドに見に来て欲しい」と、ファンへ呼びかけた。

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