◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」
巨人の阿部監督は若手主体の昨年11月の秋季キャンプで「量をこなしてほしい」と求めた。その真意はダラダラ数をこなすということではない。
野手は長いシーズン、その時の状態によってタイミングの取り方や打撃フォームを柔軟に変えられる選手が好成績を残せると言われるが、特に若手は「変えられない選手が多い」という。スイングスピードや軌道、角度など細かいデータを参考にするのは大事だが、全てではない。新たな引き出しを増やすには、ある程度、振って覚えるしかない。それを選手に伝えて量の必要性を説いていた。
投手も同様だ。「試合になったらきつい中で投げなきゃいけないから」とブルペンで無理のない範囲で100球、200球と球数を増やし、その中で投球データも見ながら工夫や試行錯誤を求めた。疲れても変わらずに投げられる再現性は安定した活躍に不可欠。SNSでも様々な情報を得られるが、練習量が少なければレベルアップは難しい。
阿部監督が掲げる猛練習は、理不尽なスパルタではない。量をこなす中で考え方や中身も重視する。一概に短時間なら質が良く、長時間だと質が悪いとは言えない。
スポーツ報知の新春インタビューでは1番・中堅で松本、3、4、5番にダルベック、キャベッジ、リチャードのプランを掲げていたが、あくまで現時点の構想。「若手にもチャンスを与えたい」と言うように競争次第で変化する可能性はある。投手も野手も新戦力は大歓迎。オフの厳しい自主トレで変身してキャンプを迎える選手が一人でも多く出てくれば、指揮官にとってうれしい悲鳴となる。(巨人担当・片岡 優帆)
◆片岡 優帆(かたおか・ゆうほ)08年入社。G担16年目。キャップ4年目。










![Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Bs8QS7x7L._SL500_.jpg)
![熱闘甲子園2024 ~第106回大会 48試合完全収録~ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/31qkTQrSuML._SL500_.jpg)