ブライトンのMF三笘薫(28)が敵地のマンチェスターC戦で2戦連続で先発し、0―1の後半15分、左足首負傷から復帰後初となる同点ゴールを挙げた。左でボールを受け中へ切れ込む得意の形から、右足で鮮やかミドルを決めた。

この日は同38分まで出場。昨年9月13日ボーンマス戦以来116日ぶりの今季2点目で、復活をアピールした。6月に北中米大会を控えるW杯イヤーで新年初得点を奪い、森保ジャパンにとっても頼れるエースの復調は追い風となる。

 これぞ三笘という値千金のゴールだった。後半15分、横パスを受けて左からドリブルで切り込み、ペナルティーエリア外から右足でシュート。「相手の足が開くのは分かった」。正確にコントロールされた地を這(は)う鮮やかな一撃は、ブロックしようとした相手の股下を抜け、イタリア代表GKドンナルンマの手も届かないゴール右下へ決まった。

 得点後は何度も拳を振り、敵地に詰めかけたサポーターをあおり、叫んだ。「厳しい展開だったので、チームを鼓舞したかった。親も来ていたので」。観戦した両親の前で復帰後初得点。その後も左サイドから抜け出し、決定機をつくった。

勝ち越しはならなかったが、2位の強豪マンチェスターCから貴重な勝ち点1となった。

 新年2試合目でゴールはやはりうれしい。「これでチームの一員になったと感じる」と三笘は言った。昨年9月27日のチェルシー戦で左足首を負傷した後、約2か月半の離脱を経て、同12月中旬に復帰。「休んだ分をこれからもっともっと戻していかないと」と冷静に語った。

 昨年10、11月の日本代表の活動にはけがのため、不参加。その間、同じポジションのMF中村敬斗が4試合2得点1アシストと活躍。三笘は代表復帰に関し「まず自分がピッチに立つことでアピールしないと選ばれないと思う」と話していたが、一方で欠場期間を振り返り「もう少し早く復帰できるかなというところで、なかなかうまくいかないことの連続だった」と苦悩も明かした。

 3月末にはイングランドなどと対戦する欧州遠征が控える。攻撃陣では主力MF南野拓実が左膝前十字じん帯断裂の大けがを負い長期離脱中で、三笘が復調すればW杯に臨む日本代表にとっても心強い。森保一監督(57)はこの日、三笘の復活劇に「素晴らしいシュート。これからの代表活動に後押しになる」と目を細めた。

復帰後の先発はまだ2試合目。屈指のアタッカーは「常に試合に出ることを求められている。しっかり結果を出したい」と足元を見つめた。

 ◆三笘の負傷の経過

 ▽2025年9月27日・チェルシー戦 左足首を負傷し、以降リーグ9試合を欠場。日本代表の10月、11月の国内での活動にも招集されず。

 ▽同12月13日・リバプール戦 後半19分から途中出場で約2か月半ぶりピッチへ。アディショナルタイムを含め34分間プレー

 ▽26年1月3日・バーンリー戦 けがから復帰後の初先発で後半26分まで出場。チームの7試合ぶり勝利に貢献。

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