初代林家三平さんの妻でエッセイストの海老名香葉子(えびな・かよこ)さん(享年92)のお別れの式が9日、東京・台東区の寛永寺輪王殿第一会場で行われ、長男の林家正蔵、次男・林家三平、長女・海老名美どりの夫で俳優でタレントの峰竜太が囲み取材に応じた。

 祭壇の前で報道陣の取材に応じた正蔵は、明るい表情で「一生懸命に生きて92歳。

大往生です。クリスマスイブに亡くなって、何かしゃれてますよね。人生、大変だったけど、楽しいこともあったと思います。僕にとっては母親ですけど、父の弟子ですから、おかみさんでもある。立派なおかみさんに育ててもらって林家正蔵は幸せです」と感謝の気持ちを込めた。

 亡くなる6時間前まで病室で言葉を交わした三平は「僕が『仕事があるから行くよ』と言ったら、『行ってらっしゃい』と言ってくれた。『お悔やみ申し上げます』と言われますが、僕は悔いてません。『母さん、ありがとう』と意識がある時に言えたから、悔やんでません」。必死に明るく努めて「日本一のお袋でした。胸を張って言えます」と言葉に力を込めた。

 義理の息子にあたる峰は「いま考えると、力強い人でした。海老名家、林家一門をまとめていけたのは、おかみさんの力。

締めるところは締める。そのメリハリがあったから、今があるんじゃないですか」と印象を述べた。これに対し、正蔵は思い出したように「母は小言がうまかった。的を射ていた。小言名人です」。三平は母から「正々堂々、胸を張ってしゃんとしなさい」と言われていたことを明かした。

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