巨人の育成練習が9日、G球場でスタートした。会田有志3軍監督(41)は育成方針に「一芸に秀でた選手の供給」を掲げ、「まずは平均的な選手ではなく一芸。

目立たないと土台に上げてもらえない。いかに目立つか」と、一芸に秀でた“オンリーワン”の選手を鍛え上げることを誓った。その上で「守備に関しては1軍レベルのマストがある。その上で他に何ができるか」と一定水準の守備力も同時に求めた。

 練習開始前、指揮官は「サウナから持ってきた」という砂時計をおもむろに取り出した。「毎日砂は落ちている。普通の練習はみんな平等で同じメニューが繰り返される。その中で朝や練習が終わってからの時間に、孤独になってどれだけやるか」と説いた。選手には「量も質も大切」と伝え、コーチ、フロント一体での育成を目指す。

 16年に3軍が発足して今年が11年目。今季は43人(9日時点)の育成選手が残り8枠となった支配下のイスを奪い合う。今季12球団最多54人の育成選手を抱えるソフトバンクは千賀、甲斐、周東らを輩出。

一芸に秀でた選手が、育成から日本を代表する選手へと駆け上がった。「動物園でライオンとか象を見てワクワクするじゃないですか。『この選手を見たい』という選手を作りたい」と将来を見据えた。

 ○…会田3軍監督は、9日に現役引退を発表した沢村拓一に言及。「高校、大学、プロになるにつれてだんだん良くなってきた選手。寂しい気持ちもあるが、メジャーにも行って尊敬している。お疲れさま。よく頑張った」と佐野日大―中大―巨人と自身と同じ道を歩んだ後輩をねぎらった。思い出を問われ「自分が中央の時に2部へ落としてしまった。それを(1部に)上げてくれたのが沢村。そこが一番」と感謝した。

編集部おすすめ