ソフトバンクの近藤健介外野手が9日、鹿児島・天城町で合同自主トレを公開した。ピラティスを取り入れたウォーミングアップから、ランニング、打撃練習とみっちり行い、「今のところ状態はいい。

順調に来ているかな」と、充実した様子。速球への対応力向上へ「スイングの幅」を見つめ直し、リーグ3連覇へ、打のかじ取り役を担う。

 広島・大盛、オリックスの西川、石川、平沼、オイシックス・渡辺、ロッテ・藤岡、ヤクルト・武岡も参加した。徳之島での開催が9度目となった今回は「強さよりも、幅を持って対応できるスイングの軌道というところ。本当に(球が)速くなっているので、詰まったときでも、変化球とか泳がされたときにも対応できるように」と、テーマを定めている。

 今回のトレーニングにあたって、2025年を振り返った。近藤は75試合に出場した中で、速球がファウルチップになる場面が多いデータが出たという。徳之島に同行しているソフトバンクの菊池拓斗R&Dグループスキルコーチとの話し合いで、自身も「今年はそこがダメだった」と分析。練習ではメトロノームが刻むリズムに合わせて振り出すなど、多様なティーバッティングで負荷をかけている。「軌道を変えているというより、練習の中で後ろのポイントでも前のポイントでも打てるような打ち方。気持ちいいところだけじゃなくてって感じ」。速球から変化球まで、打撃の幅をもう一段階上げるつもりだ。

 25年の味方が強敵として立ちはだかる。ソフトバンクで14勝を挙げてパ・リーグ最多勝を獲得した有原が日本ハムに移籍。「(日本ハムは)元々、先発も良かったですけど、そこに(有原も)加わるのは(層が)厚くなる」と警戒。菊池コーチも「日本ハムの先発陣を見ていたら、あれだけ150キロを超える球を、完投型で投げてくる。あの球を強く打てるようにしないと」と有原以外にも北山、山崎ら好投手が並ぶ日本ハム先発陣に注意した。その強力投手陣を打ち崩すためにも、レベルアップした近藤チームの先頭に立つ。

 3月にWBCも控える。2023年大会は主に2番打者として日本3大会ぶりの優勝に貢献。「(前回大会は)すごい経験をさせてもらったので、またあの景色に立てるように」と、今大会のメンバー選出に意欲を見せた。25年は腰や左かかとの負傷に悩まされたが、「今年は何も心配なく、スターティングメンバーに名前を真っ先に書いてもらえるような体の状態でいたい」と、フル出場への思いもひとしお。順風満帆の一年にするため、準備を着々と進めている。

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