10日放送の日本テレビ系情報番組「シューイチ」(土曜・午前5時55分)では、大分市教育委員会が市内の市立中学校で、男子生徒が別の男子生徒に一方的に暴行を加える様子を撮影したとみられる動画が交流サイト(SNS)で拡散されているのを確認した上で謝罪したことを報じた。

 市教委が暴行に関与したとみられる生徒らから事情を聞いていて、大分県警も事実関係を調べている今回の件について、コメンテーターで出演の哲学者・萱野稔人氏は「最近では学校教育現場でいじめだとか暴力行為に対して世間のまなざしは非常に厳しくなってるんですよ。

それに対して教育委員会がそこにまだ追いついてないんじゃないかって。教育現場の認識がですね」と、まず発言。

 その上で「今回の会見も世間の厳しいまなざしに対して、しっかり答えられてないんじゃないかって思わざるを得ませんでしたね」と指摘すると「文科省の指導などでも暴力行為に関しては警察に通報するようにという指導があるんですけど、今回、それに関しての言及もほとんどなかったということで…。実際の動画を見ると、かなり厳しい暴力行為になっているのに、それに対してなんらか…。学校現場は捜査権ないわけですから、もっと厳しく対処すべきなんじゃないかという声が強くて。そこの齟齬(そご)があるんで、より世論が白熱してしまって、加害者に対してのネットリンチなんかも起きてしまうと考えると、今回、教育委員会、学校現場がもうちょっと厳しくこういった事例に対しては対処すべきなんじゃないかなと思いますね」と続けた。

 その上で「結局、外から圧力がかからないと学校現場は変われないのかという声にもつながってきますからね」と話していた。

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