俳優の勝地涼(39)と瀧本美織(34)がダブル主演する読売テレビ制作の日本テレビドラマ「身代金は誘拐です」(木曜・後11時59分)が、8日にスタートした。2人が演じるのは、鷲尾武尊(たける)と美羽(みう)の夫婦。

次女・詩音(泉谷星奈=らな、8)を誘拐されながら、“身代金”として別の子供を誘拐するよう要求されるシリアスな難役に挑みながらも、オフショットは和気あいあいだ。「考察ミステリー」の見どころも語った。(田中 昌宏)

 都内でのインタビュー。ノリノリの2人は腕を振り、ステップを刻みながら取材場所に現れた。スチール撮影中も「いえ~い!」と声をそろえる様子に、スタッフも思わず笑ってしまう。

 勝地(以下・勝)「どのシーンも重たくて、ずっと“抱えてる”役なので、発散しないと(笑)。瀧本さんとよく共演させてもらっていますが、夫婦役は初めて。お互いに意見をぶつけ合う関係はやったことないので、新鮮ですね」

 瀧本(以下・瀧)「最近、何度か母親役はいただいているんですけど、12歳の大きな子(長女・優香=畠桜子、12)がいるのは初めて。新鮮です」

 今作は「ノンストップ考察ミステリー」と銘打たれている。犯人は誰か。視聴者は謎解きも楽しみながら回を追うことになる。

 勝「僕らは最初に犯人を聞いているんですが、どういう反応になるか楽しみですね」

 瀧「台本をもらうごとに新しいことが起きるので、驚きは常にありますよね」

 誘拐される星奈ら、多くの子役がキャスティングされている。

 瀧「すごく癒やされますね。星奈ちゃんはすぐに誘拐されちゃったので(現場で)あんまり会えないんですが、たまに会えた時は、よくおしゃべりしています」

 勝「僕が誘拐する側の蒼空(そら、高嶋龍之介)くんとの方が、長い時間を過ごしていますね。SNS撮ったりする時間も楽しいです。でも、締めるところは締めるようにしてます」

 瀧「えっ!?」

 勝「その“シメる”じゃない(笑)。ずっとふざけていると、いい芝居ができなくなるから、落ち着かせないと。その分、空いてる時間は遊んであげる。で『やるよ!』って言うと、ピリッてなる」

 瀧「すごーい!」

 勝「そりゃそうだよ。遊びたいよ。8歳だから」

 そんな2人は、どんな8歳児だったのだろうか。

 瀧「将来の夢はレジ打ちでした(笑)。レジが好きすぎて、小学3年の時、実際に業務用のものを買ってもらいました。今も実家にあります。

お年玉を入れて、チーンって出して(笑)」

 勝「僕は今と変わんないっていうか。ずっとおしゃべりだし、ガキ大将でしたね」

 ドラマの製作は読売テレビ。ともに大阪には思い入れがあるようで。

 勝「大阪、大好きです。(07年に)劇団☆新感線の舞台で1か月くらい(大阪に)いて、その時に教えてもらったバーには、いまだに通っています」

 瀧「(『てっぱん』の撮影で)1年近く(大阪に)いたので、今もBK(NHK大阪放送局)に帰ると『ただいま~!』って感じです。大阪は人柄が最高。BKの近くの“てっぱん”焼き屋さんによく行きました」

 最後に第2話以降の見どころを教えてくれた。

 勝「僕が抱えている8年前の出来事が、現在にどう結びついてくるか。是非、ご覧ください」

 瀧「ジェットコースターのような展開で、演じている私もついてけないくらい。毎週、ものすごいことが起こります。楽しみにしてください!」

 ◆勝地 涼(かつぢ・りょう)1986年8月20日、東京都出身。39歳。

2000年にTBSドラマ「千晶、もう一度笑って」でデビュー。06年に映画「亡国のイージス」で日本アカデミー賞新人俳優賞、16年にゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016「ニューウェーブアワード」受賞。血液型AB。

 ◆瀧本 美織(たきもと・みおり)1991年10月16日、鳥取県出身。34歳。2010年公開の映画「彼岸島」で女優デビュー。同年後期のNHK連続テレビ小説「てっぱん」でヒロイン・村上あかり役。歌手としても昨年10月にソロ楽曲「Born to Blaze」を配信するなど精力的に活動。血液型O。

 ◇身代金は誘拐です 元神奈川県警刑事の鷲尾武尊(勝地)と妻の美羽(瀧本)は、次女・詩音(泉谷)が誘拐され、犯人から身代金ではなく別の子供を誘拐するよう命じられる。「愛する娘のために誘拐犯になれるか」という究極の選択をテーマに、真犯人と真相を暴き出すノンストップ考察ミステリー。昨年1~3月に同じ「木曜ドラマ」枠で放送された「私の知らない私」の制作チームによる完全オリジナル作品。

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