元宝塚歌劇団花組トップスターで女優の柚香光(ゆずか・れい、33)が、主演ミュージカル「十二国記 ―月の影 影の海―」(17~20日、梅田芸術劇場)に向け、スポーツ報知のインタビューに応じた。宝塚退団から約1年半。

様々な舞台に活躍の場を広げており、ステージへ向かう心構えや、美しさを保つ秘訣(ひけつ)を明かした。(古田 尚)

 今作は小野不由美氏による、大河ファンタジー小説が原作。柚香が演じる異世界に連れ去られた後のヨウコの役作りのヒントは、原作にあると穏やかに話す。「一つひとつの物語の筋や展開だけではなく、選ばれた言葉にたくさんヒントが込められていると思います。全ては原作にあると思い、そこから私もたくさんのことを学びながら、役を深めていきたい」とほほ笑んだ。

 東宝製作のミュージカル初主演。オファーが届いた時は「光栄で、うれしくて仕方ないという思いとともに、身の引き締まる思いと、魂が震える思いでしたね」と振り返る。その後、楽譜が届き出し重みとともに、気合と覚悟を決めたと明かす。演じるのは自分の命を守るために、剣1つを持って1人で戦う女子高生。もし女子高生になれるなら「いろんなことに挑戦して、いっぱい自分のことを思い知って、女子高生の時からもっと学びを得られるような生活に身を置きたいと思います」と、ストイックな姿勢を見せた。

 公演中の過ごし方には宝塚時代と大きな変化はないと断言する。「基本的に公演中は千秋楽に向けて『少しでもいい舞台を…』と作品に向かっていますので、その点は宝塚時代と共通する部分が多いのかなと思います」と笑顔。

稽古場の必需品として水、Wi―Fi(無線LAN)や除菌グッズなどを挙げた。「食事も変わりましたね。以前よりも体にいいものを、栄養バランスのいいものをいただくというのが、最近はとても自分の中で変化が大きくて。そうすると、体調とかにも現れてくる」と、温野菜や良質なタンパク質を取るように心がけている。

 舞台化粧による肌荒れも気になるが、美肌の秘訣として「洗顔」の大切さを強調する。「本当にモッコモコの泡で洗って、拭き取るのもフェイシャルペーパーのような厚手のもので拭き取っています」。いよいよ始まる大阪公演。「大阪の皆様にお目にかかれるのを、私もすごく楽しみにしていますし、大阪の皆さんと一緒の空間で作品を上演できること、舞台をお届けできることがすごくうれしいです。ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけた。

 ◆柚香 光(ゆずか・れい)1992年3月5日、東京都生まれ。33歳。宝塚歌劇団第95期生として、2009年4月「Amour それは…」で初舞台。

花組一筋で、19年11月にトップスターに就任。24年5月に「アルカンシェル~パリに架かる虹~」で退団した。退団後は、劇団☆新感線「いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼物語』」(25年)、「バーン・ザ・フロア」(同年)に出演。

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