10日放送のテレビ朝日系報道番組「サタデーステーション」(土曜・午後8時54分)では、米軍がベネズエラで軍事作戦を展開し、マドゥロ大統領を拘束したほか、ベネズエラ産原油を無期限で管理すると発表したこと、デンマーク領のグリーンランドなど他国への介入を示唆していることなどを報じた。

 コメンテーターで出演の元NHKのジャーナリスト・柳澤秀夫氏は、トランプ大統領の他国への介入について「イランについては、長期的介入は避けたいというのが本音だと思うんです」と前置きしてから、「これだけ他国への介入について言及している背景には、アメリカ国内向けのアピールという側面が強いと思うんんですよ」と発言。

 2026年は7月4日にアメリカ建国250周年を迎えるほか、11月には中間選挙があることに触れ、「そういう年に自分の名前をレガシー(功績、偉業)として残したいという思いが強いと思う。言ってみれば、言いたい放題やりたい放題に我々は振り回される年になりそうですね」と話した。

 また、「支持基盤と言われている『MAGA』(メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン)というグループに足並みの乱れが出てきている。アメリカファーストではないのではないか、という声が出てきている」と指摘。

 さらに「経済界からも、ベネスエラの石油開発で投資計画をアピールしたいんだろうけど、アメリカの石油会社のトップが公然と『これは無理だ』と言ってるんですね。トランプ大統領の思惑通りに事が運ぶかとうかはわかりません」と語った。

 キャスターの高島彩アナウンサーは「トランプ大統領の強い言葉というのが、実際の行動に変わるのか、柳沢さんがおっしゃるように国内向けの政治的メッセージなのか、しばらくは目が離せない状況が続きそうです」とコメントした。

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