◆大相撲 ▽初場所初日(11日、両国国技館)
大の里が所要2秒3の圧勝相撲で不安を吹き飛ばした。一山本に立ち合いから右をのぞかせて前へ。
たまらず相手が引いたところを押し出した。昨年11月の九州場所千秋楽を左肩痛で休場しており、場所前の稽古では左の使い方が不十分だったが、「勝ったので良かった」。幕内後半戦の九重審判長(元大関・
千代大海)は「テーピングしないで立っているので大丈夫」と期待。師匠の二所ノ関親方(元横綱・
稀勢の里)は「相手が引いてくれて良かった。これからですよ」と発破をかけた。
この日から紺色の新しい締め込みを着用。心機一転の願いを込めて従来の青色から変えたが「自分が大きく見える感じがした」とうなずいた。横綱土俵入りでは同じ石川・津幡町出身で新潟・海洋高の後輩でもある欧勝海が初の露払い。「新潟にゆかりのある化粧まわしもつけられた。感慨深い」。2日目に昨年3勝3敗の難敵・王鵬を退け、勢いに乗る。(山田 豊)
〇…初場所初日の土俵上で「第68回報知年間最優秀力士賞」(報知新聞社制定)の授与式が行われた。
初受賞となった横綱・大の里(二所ノ関)に、長谷川剛・報知新聞社代表取締役社長から表彰状とスポーツ報知杯、賞金が贈呈され、館内から大きな拍手が送られた。大の里は昨年夏場所後に横綱昇進。3度の優勝を記録し、71勝で初の年間最多勝も獲得した。