武道の新春恒例行事「鏡開き式・武道始め」が12日、東京・北の丸公園の日本武道館で開催され、現代武道9種目(柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道)の武道始めとなる稽古(けいこ)会が行われた。今年度は「昭和100年記念」として行われた。

 武道修業の出発に当たる新春恒例行事で、鎧着初(よろいきぞ)めは、甲冑武者が練り歩く「動く絵巻物」。平安・鎌倉時代に武家の男子が鎧を新調し、初めて着る元服の儀式に端を発する。成人の日に開催されるのはこのためだ。

 鏡開き式は、重さ約70キロの巨大な二段重ねの鏡餅を、甲冑姿の大将軍が木槌(づち)で一撃で開く。刀で切ることは切腹を連想させるため行わないという。

 日本武道館会長の高村正彦衆院議員は「武道関係者の皆様と一致団結して武道振興事業に今まで以上に力を尽くして参ります」とあいさつした。

 日本武道館と現代武道9団体で構成する日本武道協議会による武道功労者が表彰された。

 ◆令和7年度日本武道協議会武道功労者

 ▽日本武道館 弘友和夫(福岡)

 ▽柔道 遠藤純男(秋田)

 ▽剣道 太田忠德(東京)

 ▽弓道 窪田史郎(東京)

 ▽相撲 木﨑孝之助(東京)

 ▽空手道 前田利明(東京)

 ▽合気道 杉田憲司(三重)

 ▽少林寺拳法 濱田宏行(愛媛)

 ▽なぎなた 田中美智代(大阪)

 ▽銃剣道 吉田元明(宮城)

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