◆全国高校サッカー選手権 決勝 神村学園(鹿児島)3―0鹿島学園(茨城)(12日・MUFG国立)

 優勝には届かなかったが、鹿島学園のU―17タイ代表にも選出されているGKプムラピー・スリブンヤコ(2年)が、6万超のスタンドを何度も沸かせた。

 1点ビハインドの前半30分過ぎ、守備陣がエリア内で相手を倒してPKを献上したが、町田への加入が内定している神村学園・徳村のゴール左を狙ったキックを完璧に読み切ってセーブした。

 後半にもゴール前のピンチで連続セーブを見せるなど、最後尾でチームを支え続けた。今大会を通して、身長191センチの高さを生かしたハイボール処理や、高いセーブ能力に、飛距離の出るキックでも存在感を発揮した。

 高1でタイからサッカー留学を決意。未知なる挑戦だったが、強い覚悟を胸に秘めて来日した。

 「中3の時はタイであまり出られなかったので、タイでサッカーを1回はやめたいという気持ちがあった。でも、鹿島学園で自分もう1回サッカーをやりたい、新しい人生を作りたい」

 その思いを原動力に練習を続け、仲間とは積極的に会話を重ね、今では日本語も堪能。チームメートに関西出身の選手が多いことから、指示の声は関西弁になることも多いという。大舞台で放った輝きは、最高学年となる来年につながるはずだ。(後藤 亮太)

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