歌手で俳優の中島健人(31)が、Netflixシリーズ「SとX」(26年配信、草野翔吾監督)で主演を務めることが12日、分かった。Netflix作品の主演は、カメラマンの卵を好演した映画「桜のような僕の恋人」(22年配信)以来となる。

 多田基生氏の漫画「SとX~セラピスト霜鳥壱人の告白~」が原作。クリニックにセックスセラピストとして勤務する主人公・霜鳥(中島)が、セックスレスや不倫、性的トラウマなど、多様で切実な“性”に関する悩みを抱える患者に向き合うヒューマン・ラブストーリーだ。

 中島はこれまで、映画やドラマなどでドSな男子高校生や警察官、弁護士を演じてきた。今作では、セックスセラピストという異例の役柄に挑むことに「『アイドル』である自分が、『セックス』をテーマにした作品に取り組む意義について深く考えました」と率直に告白する。

 それでも、制作チームから熱烈なオファーを受け「霜鳥が、性に悩む患者の心情に細部まで目を向け優しく相手の気持ちを汲(く)み取る姿は、僕が音楽を創造するプロセスとも、とてもよく似ていると感じました」と共感が出演の決め手となったという。

 演じる霜鳥は、患者に誠実に温もりを持って寄り添いながら、自身も人知れず悩みを抱えている役柄。「性を描く作品の尊さを強く感じました。エピソードごとに、誰かが共感できる性の話が描かれていると思います」と手応えをのぞかせている。

 〇…草野監督は「霜鳥を中島さんが明晰(めいせき)な思考と鋭い感性で、時にセクシーに、時にコミカルに、そして何より魅力的に演じています」と太鼓判。原作の多田氏も「霜鳥は他者に寄り添う医師でありつつも、本人も傷を抱えています。中島さんがこの複雑なキャラクターをどう表現してくださるのか、いち視聴者としてすごく楽しみにしています」と期待を寄せている。

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