テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜・午前10時25分)は13日、生放送のプログラムを変更し、フリーアナウンサーの久米宏(くめ・ひろし)さんの訃報を伝えた。

 久米さんは1日、肺がんのため死去。

81歳だった。TBSアナウンサーを経てフリーに転身し、1985年からテレビ朝日系報道番組「ニュースステーション」のキャスターを18年半にわたり務め、「今までにない全く新しい報道番組を目指す」というコンセプトで民放の報道番組の常識を覆した。

 番組ではこの日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領を迎え行われる高市早苗首相との日韓首脳会談について伝えていたところだった。CM明けで司会を務める同局の大下アナウンサーが「ここで訃報です」として久米さんの死去を伝えた。

 元テレビ朝日政治部長でジャーナリストとして番組コメンテーターを務める末延吉正氏は「41年前ですか。政治部から『ニュースステーション』に異動してお世話になりました。海外の特派員で湾岸戦争とかパナマ侵攻の時も久米さんとかけ合いしました」と故人との関係を口に。「1秒がテレビでいかに長い時間かと、テレビの本当に基本的なこと、ひらめきとコミュニケーション。こっそりね、中継の時につながるとが『時間がない』とデスクが言っても、『君が現場を見ているのだから自由に好きなだけ伝えていいんだよ』と言ってくれた。どんどん引き出してくれる。本当に久米さんに会ってテレビとか現場から報道するおもしろさを教わりました。もう一度お会いしてお礼を言いたかった。

残念です」と視線を落とした。

 そして「僕は久米さんと『ニュースステーション』に出会わなかったらテレビを続けていなかったと思います」と語った。

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