田中真紀子元外相が13日、スポーツ報知の取材に応じ、1日に死去したフリーアナウンサー・久米宏さんを追悼した。

 真紀子氏と久米さんは、早大の演劇サークル「劇団木霊」で知り合った。

「サルトルの演劇とか何度も主役を張ったりしていて。もう大スターでしたよ」と振り返り「顔はいいし、早口でおもしろくベラべラしゃべるし、まぁモテた」と絶賛。「それでいて、授業を1日も休まなかったのがすごいんですよ」と明かした。

 交流は、久米さんがニュースステーションのキャスター、真紀子氏が政治家になっても続いた。あるとき、久米さんはNステで自民党を厳しい態度で批判。真紀子氏は「自民党の幹事長がカンカンになって、テレ朝上層部へ『久米を降ろせ』って怒鳴り込んだんですよ」と打ち明ける。「すると久米っちから連絡来て『●●さんが俺を降ろせって言ってきてるんだって。だから自民はダメなんだよなぁ』とか言ってくる。『辞めることないよ』と言うと『そうだよなぁ』って笑ってました」。大変な状況でも動じない明るさがあった。

 最後に話したのは昨年だった。「4か月ほど前に、新聞社から久米っちと対談やらないかって言われて電話したんですよ。

すると奥さんが、病気が悪くてもうほとんどしゃべれないって…」。それでも本人に話しかけると「もうしゃべるのムリムリ、病気は大変だよって明るく笑っていて。何とか会話はできました」と振り返る。

 久米さんの印象を聞くと「しゃべりすぎだよ、アイツ」と苦笑い。死去後は久米さんの妻へもねぎらいの言葉をかけたといい「初めて会ったときから、何も変わってない。そんな人、ほかにいない」と故人をしのんだ。

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