大相撲初場所3日目(13日、東京・両国国技館)

 横綱・大の里(二所ノ関)が辛くも3連勝を飾った。最初の一番で過去6戦全勝の平幕・宇良(木瀬)をもろ手で突いたが、突き放せなかった。

逆に懐に入られた際に引いて呼び込んでしまう。起こされ、右足を取られ土俵外で両手をついた。宇良も後ろに倒れ込み軍配は大の里に上がった。「自分の方が早いと思っていた。軍配が自分に上がっていたことも知らなかった」と振り返った。

 物言いがつき、同体取り直しとなった。すると大の里が一気に前に出て押し倒し。「下半身でどっしりかまえて理想通りの相撲をとれた」と話したが表情は硬いまま。「最初の一番は良くなかった」と繰り返した。八角理事長(元横綱・北勝海)は「(取り直しの一番は)押し合いになったら違う。集中力が途切れなかったのが良かった」とたたえた。

 土俵下で見守った審判部長の高田川親方(元関脇・安芸乃島)は「ビデオ室でも意見が分かれた。

大の里の手がつくのが早かったけど、宇良の体(たい)もなく、これ以上相撲が取れない状態。大の里の運動神経の良さと圧力で取り直しになった。わからないときはもう一丁。取り直しは強い力士が勝つ」と明かした。大の里は先場所休場の原因となった左肩痛の不安を抱えながら3連勝。大きな1勝が復活への追い風になりそうだ。

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