14日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)では、18年半にわたって同局の「ニュースステーション」のキャスターをつとめたフリーアナウンサーの久米宏(くめ・ひろし)さんが1日、肺がんのため、81歳で死去したことを報じた。

 番組では「ニュースステーション」の元プロデューサーへのインタビューを交え、久米さんの番組へのこだわりを紹介。

日航機墜落事故の際には、犠牲者520人と同じ520個の靴を、機内の座席に合わせて並べ、その人数の多さを視覚的に見せた演出が、久米さんの提案だったことなどが明かされた。

 元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏は、共演経験はないが「私もテレビ朝日社員でしたから、とても大きな存在でしたね。番組も大きな存在だったし、久米さんも非常に大きな存在。学んだことは大きい」と語った。

 学んだことについて「伝え手としての久米さん。何かを伝えたいという時に、いっぱいしゃべっちゃうんですよね。でも、いっぱいしゃべったからって伝わるわけじゃない。本当は同じい内容だったら短ければ短いほど伝わる。久米さんの場合、たとえば短くしゃべった後にため息をついて終わるとか、そういう風なことで伝えている」と話した。

 さらに「久米さんは私はジャーナリストではない、アナウンサーですっておっしゃってた。だけど結局、番組で久米さんが伝えてきたことは、誰よりジャーナリストっぽい」と指摘。

 「ジャーナリストって名乗れる資格があるのは、権力に対して批判的な目を向けて、それを発信できるかなんですよ。

そういう意味では、久米さんこそジャーナリストだったなと僕には思えますね。色んな面を勉強させてもらいました」と追悼した。

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