信じられない思いだ。兵庫県競馬で、騎手調整ルームに関する委員長指示事項に違反ということで、一気に5人もの騎手が騎乗を拒否される異常な事態となった。

理由は通信機器の持ち込み。2023年にJRA所属騎手によるスマートフォン使用が発覚して以降、地方競馬でも起きた案件。その行為に対して当該騎手らに厳しい処分が下されたことは、5人も分かっていたはず。兵庫でも競馬開催日における携帯電話、通信機器等の使用が年々、厳しくなっている中で起きただけに、自覚のなさが残念でならない。

 時代の流れもあり、スマートフォンだけでなく、ゲーム機を通しても世界中のあらゆる人とつながれる世界になった。こうした規制に対していろいろな声もあると思うが、競馬をはじめとした公営競技は「公正」が大原則。騎手調整ルームは、その公正を確保するため外部との接触を遮断するための場だ。

 通信機器の持ち込み禁止は、騎手が騎手であるために守る絶対的なルールなのだと肝に銘じてほしい。(地方競馬担当・蔵田 成樹)

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