14日放送のNHK報道番組「ニュース7」(月~金曜・午後7時)では、高市早苗首相(自民党総裁)がこの日、日本維新の会・吉村洋文代表ら与党幹部と会談し、今月23日の召集が予定される通常国会の冒頭で衆院を解散する意向を伝えたことを速報した。

 高市首相は19日に会見し、解散の意向を表明する予定。

2月上旬に衆院選が実施される公算が大きくなったことについて、NHK政治部デスクの徳橋達也氏は「まさに急転直下の展開と言えると思うんですけど、政権幹部の1人は『今回の解散は政治の安定、これが最大の狙いだ』と話しています」とした上で「高市政権は少数与党の状況で、その後、無所属の議員が自民党の会派に加わって衆議院の過半数は回復したんですけれども、233の過半数ぎりぎりという状況。しかも参議院で少数の状況は変わらないということで政権が実現を目指していく政策を前に進めていくためには衆議院でより多くの議席を獲得して政権の運営を安定させたいという狙いがあると思われます」と説明。

 「高市政権の支持率はNHKの世論調査で発足以来60%台という状況で高い水準を維持している。この高い数字を背景に勝負に出たということだと思います」と続けると、来月にも行われる衆院選については「政権の(連立の)枠組みが変わって初めての選挙となりますが、与党、野党ともに選挙協力というのが、どこまで進むかが焦点になります」と展望した。

 その上で「自民党と維新の会は前回まで多くの選挙区で競合していて、維新が本拠地とする大阪、関西でも自民が既に多くの選挙区で多くの公認候補者を決めているという状況なので、どこまで候補者調整が進むかがポイントになります」と話すと「野党第1党の立憲民主党は公明党との連携を模索しています。これまで自民と協力関係にあった公明は全国の選挙区に一定の支持者を抱えていると言われているので、立憲民主との協力がどうなるかがカギとなりそうです」と説明。

 「そのほか、前回の衆院選や参院選で議席を伸ばした国民民主党、参政党と言った政党や各党がどれだけ候補者を擁立するかも注目されます」と話していた。

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