巨人に新加入した北浦竜次投手(26)が14日、オープン戦での古巣斬りから開幕1軍入りへのシナリオを描いた。G球場での自主トレで、打者の手元で不規則に動くムービングファストボールなどを披露。

開幕2週間前の3月14、15日、日本ハムとのオープン戦(東京D)に照準を定め「抑えるは大前提として、『北浦変わったな』と思われるような投球を見せたい」とアピールに燃えた。

 中でも特別意識するのが同学年の左のスラッガー。「清宮はしっかり抑えて、ギャフンと言わせたい」とニヤリ笑った。移籍決定後には「おめでとう」と直接祝福してもらったが、敵となれば話は別。若手時代に紅白戦で打たれた記憶を思い起こし「左(打者)の内角は課題でもある。外や真ん中で避けるような投球はしたくない」と腕を回した。

152キロ“暴れ球” 武器になりそうなのが最速152キロの“暴れ球”だ。ブルペンでの投球中、ブルペン捕手からは「ムービング」と声が飛んだ。その正体はムービングファストボール。「意思を持ってない。いきなり変になる」と本人も予測不能で沈んだりシュート気味に動く球。通常の直球の握りだが、左手の親指と人さし指の腹部分をボールとピッタリ密着させる形、なおかつスリークオーターのフォームも相まって「奇麗な直球が投げられない。

それも今シーズンから武器になるようにやっていきたい」と左腕。スライダー、フォーク、カーブも操るが、「ムービング」も球速を上げて昨季以上に進化させる。

 ロング救援もこなせる万能型。左打者対策で磨くツーシームもすでに仕上がっている。12日に26歳となり、「結果出してなんぼの世界。多く試合数を投げて優勝に力を注ぎたい」と決意も新たにした。開幕直前に新庄ハムを斬れば、新天地での1軍スタートはグッと近付く。(堀内 啓太)

 ◆北浦 竜次(きたうら・りゅうじ)2000年1月12日、栃木県生まれ。26歳。白鴎大足利から17年ドラフト5位で日本ハム入団。1軍では通算48登板で3勝3敗1セーブ、防御率4・53。昨季は育成選手としてプレーし2軍で21登板、防御率2・89。

オフに自由契約となり、11月に巨人加入。184センチ、103キロ。左投左打。推定年俸1300万円。

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