日本ハムから松本がFA加入したことにより、チームに多くの相乗効果はある。走攻守で実績を持つ中で、守備面で言えば堅実。

阿部監督も「昨年は外野手の守備が全体的に良くなかった。そういうのもあって補強した」と言う。昨季チームの外野全体の失策が24年(6)の約3倍の19とあり、もちろん戦力としても、その存在は大きくなる。

 争いがし烈化する上に、佐々木が闘志を燃やすように若手への刺激となり、また生きた教材になる部分もあるだろう。「周りが見えるタイプだと思うし、リーダーとしてチームを引っ張ってほしい。その期待を込めて、人間性も見て獲得したので」と阿部監督。次代を担う若手たちにとって、松本とプレーすることが近未来にもつながるはずだ。

 昨季は捕手で甲斐がFA加入し、より高いレベルで正捕手争いも繰り広げられた。松本の加入も、外野手全体の底上げにもつながる可能性を存分に秘めている。

 ◆外野争い レギュラーは白紙を前提に、現時点で阿部監督は松本の中堅とキャベッジの左翼構想を持つ。それだけに、2人が春季キャンプから期待通りのものを示せば右翼は激戦区。指揮官は「左打者なら中山、佐々木、岡田、皆川とか、右打者なら若林、浅野、萩尾とかで勝負になる」と語っている。

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