今月限りでジャイアントパンダの「シャオシャオ」と「レイレイ」が中国へ返還され、1972年以来パンダがいなくなる東京・上野恩賜動物園で、パンダを展示している施設「パンダのもり」が当面保存されることが14日、関係者への取材で分かった。2頭の最終観覧日は今月25日。

その後も「パンダのもり」は当面の間、別の動物の住まいに転用するなどはせず、いつでもパンダが住める状態を維持する方針だという。

 「パンダのもり」は、2020年9月にパンダの新施設として完成。上野動物園の西園にあり、ジャイアントパンダのふるさとである中国の四川省をモデルに木や岩、水場を再現している。初来園のカンカン・ランランのため73年に作られた初代、88年の2代目についで、3代目のパンダ舎。3室の展示場と屋外放飼場を備え、敷地面積は6800平方メートルと広大だ。成獣最大6頭を飼育できる。同じ生息地に暮らすレッサーパンダや中国のキジ類の展示施設もエリア内に併設している。

 同園の関係者は、「パンダのもり」について「方針としては維持していきます」と明言。「パンダ以外の他の動物を入れる予定も、今のところはないです。何があるか分からないので、1年後2年後どうなるかは分からないですが…」と今後の見通しを語った。ちなみに同じくジャイアントパンダが全頭返還となった和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは、昨年7月から空いた施設にレッサーパンダを展示している。

 施設全体を一般公開するかなど、詳細については未定。

上野動物園にパンダが帰って来るまで待ち続ける。

編集部おすすめ