J2北海道コンサドーレ札幌に、今季、2人の大卒ルーキーが加わった。大体大から加入したFW佐藤陽成(22)と、国士舘大から入ったDF川原颯斗(22)は、ともに札幌U―18から大学へ進み、力を伸ばし、プロ入りをつかんだ。

稚内市出身の佐藤と札幌市出身の川原という道産子コンビが、1年目からの活躍を誓いに立て、沖縄・金武町でのキャンプでアピールを続けている。

 多くのアドバイスを力に変え、川原が着実に前へと進んでいる。国士舘大から加入し、プロ選手として初めて臨むキャンプ。「うまくいかないことが多々ある。自分のプレーをまだ発揮仕切れてない」。戸惑いもあるが、状態の向上は日々感じ、ハードなメニューに意欲的に取り組んでいる。

 周囲の声が支えとなっている。「いい先輩ばかりでたくさんアドバイスをいただいている」。札幌U―18の先輩になるMF荒野拓馬(32)からは連日、プレーや精神面と助言を受けている。「まだ未熟なところがいっぱいあるので」と話す川原の“武器”の1つは「先輩たちにもいろいろ聞けるタイプ」という積極性。「コミュニケーションは取っていかないと得られるものも得られない。今の課題は1回ミスしたらなよなよしてしまうところ。

改善して、自信を持ってプレーできたら」。高いコミュ力を生かし、“弱点”の克服を図っていく。

 札幌U―18から国士舘大に進んだ。「自分の実力的に見ても、大学の4年間鍛え上げてから、即戦力として入れたらなっていう気持ち」と高卒プロは考えず、足りない部分を補ってきた。「フィジカルや走力だったり、戦うっていうベースのところが国士舘の強み。その辺は鍛えられたかなと思ってます」と高い技術に強さを加えてきた。

 昨夏に練習参加した際、札幌のフロント陣が成長ぶりに目を見張り、獲得を決断したように、伸びしろは十分。登録はDFも沖縄キャンプではボランチに入っているが、どんな起用にも応える覚悟でいる。「ボランチが主になるとは思うが後ろ4枚でも3枚でも言われたところをやるだけ。試合に出続けられるように頑張るのが一番」と即戦力になるべく、意を強くした。

 2月8日にいわきとの戦いで迎える今季開幕は、昇降格のない半年間の特別大会となる。ただその先の26―27年シーズンにはJ1を目指す戦いが待っている。

「自分が活躍して上げてやるっていう気持ちはすごくある。試合に出続けて、1年半後の昇格を目指したい」。高みを見据え、川原がプロへの道を踏み出した。(砂田 秀人)

 ◆川原 颯斗(かわはら・はやと)2003年10月2日、札幌市生まれ。LIVFCU―12から札幌U―15、同U―18を経て国士舘大へ進学。昨年10月、札幌への加入内定が発表された。175センチ、67キロ。右利き。背番号は39。

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