巨人の田中瑛斗投手(26)が15日、沖縄・宮古島で自主トレを公開し、上沢フォークで現役ドラフト移籍選手では初のタイトルとなる「最優秀中継ぎ」獲得を目指すことを誓った。

 澄み切った青空の下、田中瑛は晴れやかな表情で語った。

「中継ぎのタイトルは狙いたい」。日本ハムから加入1年目の昨季は、キャリアハイの62試合に登板して36ホールド、防御率2・13。年俸も520%アップの4650万円となったが、「1年間一緒に戦って、大勢のすごさが分かった。でも、目指せない場所ではない。追い抜く気持ちで」。タイトルを獲得すれば現役ドラフト移籍選手で初。昨季同タイトルを獲得した後輩のポジションを虎視眈々(こしたんたん)と狙う。

 オフは「同じ投球スタイルだったら攻略される。新しい武器を探している」と新球種の習得を模索。特に力を入れているのが、「宮古フォーク」だ。自主トレをともに行い同球種を武器とする日本ハム時代の先輩、ソフトバンク・上沢に教えを請うた。どの高さからもストンと落ちるその特徴を身につけるために挟む指の力の入れ具合を試行錯誤。

「落ちやすく改良している」と、感覚は上々だ。

 この日は最後には今年初となる捕手を座らせての投球練習。スイーパーやシュート、フォークを織り交ぜ計26球を投じた。昨季は投球の50%以上を占め、内角をえぐる「必殺シュート」を武器に右の強打者を料理。ブルペンでの投球を後ろから見守った上沢は「火を噴いているから“ドラゴンシュート”」と名付けられたが、田中瑛は「もっとかっこいい名前を募集します」と苦笑いだった。

 今年で4回目となる宮古島自主トレ。「行けと言われたところで行く。すぐ取られるポジションなので、気を抜かずに一年やり抜きたい」。「日本一」と「タイトル」を手に、宮古島に恩返しをする。(加藤 翔平)

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