大相撲 ▽初場所6日目(16日、両国国技館)

 交通機関の遅延により取組時間が後ろ倒しとなった序二段の一番で、冨蘭志壽(ふらんしす、式秀)が鶴翔(音羽山)をはたき込み、初白星を挙げた。この日はJR東日本管内で発生した停電の影響で常磐線も一部列車に遅れや運休が出た。

その影響で複数の取組が延期されている。

 冨蘭志壽は茨城・龍ヶ崎市に部屋を構える式秀部屋の最寄りの龍ヶ崎市駅に徒歩で向かう途中、大幅遅延を知った。JR山手線や京浜東北線の運転見合わせのニュースは把握しており、普段から取組時間の1時間以上前に着くようにしているというが、予定より15分ほど早く部屋を出発。それでも間に合うか微妙な情勢となり「まさか常磐線まで止まっているとは」と焦ったと明かした。

 師匠を通じて日本相撲協会に連絡を入れ、JR上野駅からタクシーで急行。国技館の門に着くとダッシュしたが、予定より11組後、三段目の取組が始まった直後の審判交代前に変更されており、体を動かす時間はあり、遅延による取組への影響はなかったという。「初めての経験でした。(対戦相手への影響は)精神的な部分であったと思うので申し訳ない。いろんな方に迷惑をかけたと思うので、次は気を付けたい」と神妙だった。

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